タコ漁の仕方と水揚げ状況

タコ漁で最もメジャーなのが暗くて狭い所を好むタコの性質を利用したタコ壺漁だね。ほかにもトロール漁やカゴ漁、釣漁などがあり、素潜り・ダイバー漁などで獲られることもある。南三陸ではタコを傷つけずに水揚げできることができるカゴ漁が主流。サバやサンマなどの餌を入れたカゴを夕方設置し、翌朝引き揚げるというやり方だ。

タコは日本国内で年間5万〜6万トン水揚げされている。最も多いのは北海道で、日本全体の約5割を占めているんだ。次いで多いのが、マダコ漁が盛んな瀬戸内海を有する兵庫県なんだ。「明石タコ」で有名だね。

宮城県のタコ類の漁獲量は、昭和30年代~50年代のピーク時で約3,000トンあったが、近年では1,000トン前後の水揚げとなっている。南三陸町では2017年度に436トン、2018年度に213トン、2019年度に163トンの水揚げとなっており、宮城県全体で豊漁だった2017年度に比べると半分以下に水揚げは減少してしまっているんだ。

日本全体で見ても、昭和20年代から40年代にかけて漁獲の最盛期を迎えていたけど、その後減少。その分を補っていたのが輸入なんだ。日本への最大の輸入国は北アフリカのモーリタリアとモロッコ。この2国あわせて輸入量全体の70%ほどになっている。しかし、世界的なタコ需要の拡大などもあり、近年輸入量は急減。最近スーパーなどで「昔に比べてタコが高いな」と感じたことがある人も多いのでは?輸入も減って、水揚げも減っているので、相場が高くなってしまっているんだね。

そんな中、水産研究所や企業では、非常に難しいとされてきたタコの養殖技術を確立しつつあり、普及に向けた努力がなされているんだよ。